〜「コンパクトな多機能病院」は作れない〜
1.はじめに
市立病院管理者は市立病院のあり方を、全人的人生医療を行う「コンパクトな多機能病院」とした。この考えが正しいかを論じる。
全人的人生医療を行うは総合的診断と治療を行う医療で当たり前である。
コンパクトとは、病院の大きさを小さくして設備を必要最小限にすること。
多機能とは、色々な医療(急性期は特に手術、さまざまな診療科、産科、小児、障害児と障害者、高齢者、がん、心不全、認知症、在宅、見取り等)である。
市立病院にとっての多機能は、多くの専門医療でなく総合的に患者さんを診てゆくことで、総合診療(総合内科)であり「高度かかりつけ医機能」に軸足をおくことである(川真田氏の講演から引用)。管理者の考えは間違っている。
2.松本市の医療需要の予測
本稿は2024年1月22日、特別委員会が川真田樹人教授を招聘して行った「松本市の医療需要の予測」の要約である。先生は信州大学医学部附属病院長として経営と南病棟の新築に尽力された医療の専門家である。国と市立病院の資料を多角的に検討した示唆に富む論説であるので是非お読みいただきたい。
1)日本全体の医療需要の予測
- 人口動態(「第8次医療計画及び地域医療構想」(以下、「第8次同」とする。)より)は2015年をピークに総人口は減少する。65歳未満は約8700万人から2110年には約3900万人まで減る。高齢者の人口は約3900万人まで増え2110年には約1000万人まで減る。
- 外来医療需要の予測(「第8次同」)は既に減少局面にある医療圏が多い。
- 入院医療需要の予測(産総合研究所の試算)では65歳以上は2015年913千人から2045年1,154千人。65歳未満は2015年355千人から2045年258千人。
- 入院と外来の受診率の推移(厚労省2020年患者調査)については、入院は高齢者の方が減る割合が高い。外来は小児以外では受診率は低下しているが、低下の程度は入院より少ない。もう、コロナ前には戻らない。
- 1999年と2020年を比較するとより高齢者の受診率がより高いが、その低下率も高い。75歳以上における受診率は20年間で約半分に低下した。高齢者の受診率の低下はパンデミックに影響されない構造的な原因による。
- 構造的原因は①在院日数の減少(入院する人数が同じでも入院期間が半分になれば入院患者数は半分になる)、②高齢に伴い受診行動が低下する(本人・家族の経済的な問題、医療に対する考えの変化、家族負担など)、③入院でなく在宅医療や介護ケアが必要な患者が増える。
- 在院日数の低下と受診率の低下は一致する。65歳以上の人口と受診率を比較する。1990年の人口1,493万人の受診率/10万人は4.600人に対し2020年の人口3,619万人の受診率/10万人は2,512人である。しかし、全年齢層の受診率が減少するので、近い将来、入院患者数は減少する。
- 松本医療圏全体と合致して、2014年市立病院の入院患者は減少したといえる。
- 医療従事者も高齢化する。医師だけでなく全ての医療従事者が高齢化する。大都会>都道府県中心都市>地域の順に人材が集まらなくなり、現在の機能を維持するのが困難になる可能性があるので、その点を考慮する必要がある。
- 多死社会に突入する。2060年まで150万人/年の死亡が50年間続く。市の中心部より離れた地域の人口減(死亡者数)が多くなり、在宅や施設での死亡が増える。
- 訪問需要の予測。全国での在宅患者数は2040以降にピークを迎えることが予想される。全国で介護者は120万人不足し、在宅医療を充実させないと高齢者医療がなりたたなくなる。開業医も減少するので市立病院が在宅に関与せざるを得ない。
2)市立病院の「経営強化プラン」は失敗する
- 経営数値目標である病床稼働率2022年度70.8%を2027年度93%にするには、入院患者数を2022年度より1日当たり30人、年間約1万人増やさなくてはならない。これは不可能である。管理者が発表した半年間で延べ入院患者を5,467人増やしたのは患者の在院日数を増やした、まやかしである。
- 経営数値目標である入院収益は2023年度24.4億円が2027年29.5億円と5年間で約5億円増やすことにしている。これは上記の患者数を達成できた場合の収入であり、達成できなければ市からの財政支援の額が増える。
- コロナ補助金の影響を排除した収支を考えた場合、2022年度は赤字決算を予想している病院が多く、市立病院も2024年度は赤字を計上せざるを得ない状況にある。2027年までに黒字化するのはかなり難しい。
- 市立病院の入院患者減少は予想より早く、すでに減少局面にある。今後は患者単価も急性期患者が減少するので、病院収益は急激に悪化する可能性が高い。
- 過去のデータを繰り返し解析・検証しなければ、未来は予測できない。
- 市職員(行政マン)や市長・議員(政治家)の役目はデータを通じて未来を予測し政策に反映させることである。
3.市立病院は「経営強化プラン」をすり替えた
1)経過
自治体病院を統括する総務省は、自治体病院の90%が赤字経営で県市町村の財政を圧迫するので、2017年「新公立病院改革プラン(ア.地域医療構想を踏まえた病院の役割の明確化、イ.経営の効率化、ウ.再編・ネットワーク化、エ.経営形態の見直し)」を策定・発出した。市立病院は何一つ実行しなかった。
次に、2022年「経営強化プラン」を策定し各自治体病院に報告を求めた。自治体病院は大病院に勝てるわけがなく赤字が続く。そこで病床を縮小して地域の病院と連携して経営を強化するのがプランである。ところが、北野管理者は西山地域の基幹病院だから、何でも診る病院にして、断らない救急医療と手術を倍増して入院患者を増やし病床稼働率を90%以上にすれば経営は黒字化すると強弁し、経営強化プランをすり替えた。
これは若年患者が多い大都会で、医療水準が高く実績がある病院でない限り実現できない。現実を見ない妄想は100%実現しない。管理者が強引に病院を建てても、現在の妄想のままでは、経営は失敗して大赤字で潰れるだろう。
2)コロナ禍で市立病院に何が起きたか
2022年世界を恐怖に巻き込んだコロナウイルスの大流行が始まり、感染症2類病院である市立病院も対応に追われ病院建設どころでなかった。病院は大赤字になり国から3年で16.8億円の補助金を得ても足りず、松本市はR3年度12.3億円、R4年度11.6億円、R5年度7.7億円を合計金額として投入している。倉科病院事務部長はコロナ感染症が終息しない限り経営指標が定まらないので、計画は凍結せざるを得ないと述べた。しかし、北野管理者はそれに応じなかった。2022年「病院建設特別委員会」の要請に応え職員給与を数億円ずつ段階的減らす案を示したが沙汰止みにした。倉科氏が辞任し、2023年4月、長野市民病院から渡辺氏が市立病院の事務部長兼病院局長に就任し絶大な権力を持った。
長野市には長野赤十字病院があるが、長野地域にさらに高度な医療が必要と考え、前信州大学医学部教授(病院長)と信大中堅医師で構成する長野市立病院を作り多額の設備投資を行い市民の信頼を得る病院にした。渡辺氏はその成功体験を市立病院に持ち込んだ。病院建設に当たり管理者が主張する西山地域の基幹病院として何でもできる病院にするため、松本市は税金の投与を惜しまず市立病院の主張を全て聞くべきというスタンスである。市立病院は、180床の小病院であること、松本医療圏は、高いレベルを有する信州大学医学部附属病院、相澤病院はじめ、松本医療センター、安曇野赤十字病院、専門病院他が整備されているので市立病院を急性期対応の「巨額病院」にする必要は全くない。急性期病院を作った人間だから、病院の縮小ができないと言うのだろうか。管理者と病院事務部長は職員給与費の減額、人員削減、診療科の削減を一切止め、救急医療を断らないので広い外来が必要、手術患者が増えるので手術室が3つ必要と主張する。市長の要望「病院を核とした街づくり」で多額な周辺整備費がかかる。
松本市は建設委員会で「株式会社地域エネルギーイニシアティブ」提案の「市立病院に蓄電池を設置し、小規模電力網事業(自営線による広域の地域マイクログリド事業)を市立病院と波田支所、波田商工会、JA波田支所、波田体育館、中央保育園、波田小・中学校、文化センターの建物に太陽光発電を設置し送電線で結ぶという。平常時は他の建物からも電力供給を受ける。災害などの大型停電時には蓄電池から各施設に送電するが、病院は非常設備がある」を発表した。この事業のメリットが分からない?波田の日照時間は短く、売電価格は大幅下落した。市立病院と街づくりを結びつけると新たな利権が生じ、火傷を負うことになる。
3)病院建設特別委員会は民主的に決めた、手続き的に問題ないとする言い訳に使われている
市民が選んだ市長と市議会議員が2016年から議論を重ねた計画である。最後は、多数決で決めれば何人も反対できない。これが両者の言い分だろう。
大相撲に例えれば、大関(病院)と平幕(議員)が土俵に上がるが、行司がいない。大関が押し出せば勝ちである。「市民の会」は行司でないが、大関の反則や、市の規則や医療情報他を35回「緊急提言」として発出してきた。また、市議会は地元の2人の医療の専門家を招聘し①「地方独立行政法人化」、②「市立病院の経営分析について」、特別委員会は「松本市の医療需要の予測」について講義を受けている(前述)。残念なことに市議会議員は専門家の講義に感心するが病院側の提案に対し、根拠を示して反論できないため誤魔化され続けている。
4)市は目的達成のため、規則破りや人事の改悪を行った
①地震が多発する本邦で病院建設敷地は安全第一であるが、市長の思惑で決めた。②設計業者の選定では意中の業者に決めるため、管理者が選定直前に指定条件を変える規則破りをしたが、市長は黙認、③市長は病院事業を監視する役割の病院局長に病院事務部長を兼任させた、④管理者は計画をコンパクトから巨額病院に変更した、⑤先ず行うべき経営改革・機構改革は行わないで人件費と人員削減に手をつけない、⑥失敗する「経営強化プラン」を策定、⑦入院患者増と病床稼働90%以上カラクリは入院を延長して患者に不利益を与えた。⑧自分達のための病院を嘘と規則破りをしても作りたいらしい。
4.市立病院は不正と嘘のドミノ倒しで信用ゼロ
- 基本設計業者の選定では不正を犯して意中の業者を指定!
- コロナ禍でも連続3年黒字だったのは真っ赤な嘘!
病院は大赤字になり国から3年で16.8億円の補助金では足らないので、R3年度12.3億円、R4年度11.6億円、R5年度7.7億円を合計金額として投入している。帳簿上は黒字だが大赤字である。新聞で市立病院はコロナ禍でも黒字と発表し、悪いことに市長も提灯を持った。これを契機に病院は健全経営の宣伝をしているが。嘘のドミノ倒しで信用はゼロになった。 - 市立病院の入院患者(外来患者)は増えない!
市立病院の入院患者が半年で5,467人増えたのは嘘。そのカラクリは患者の退院日数を延ばし、延べ入院患者数を増やしたことで、新規の入院患者が増えたわけではない。5,647人増えたなら、平日を22日として半年で132日だから、5467÷132=41,4。毎日42人入院させると一般病棟は2日で満室になる。・・・真っ赤な嘘! - 国立社会保障・人口問題研究所の予想では2025年〜2045年の患者増減率は東京都、沖縄県のみ増えるが、全国の入院患者も外来患者も減るエリアで長野県の入院患者は11.0%減少、外来患者は5.2%減少になっている。
- 基本設計の広大な外来・多数の診察室と3室の手術室は無用の長物!
市立病院は救急患者を断らない毎日やるというが、働き方改革が始まり小病院では不可能。また、松本広域圏の救急患者の搬送にはルールがあり、市立病院には高度救急患者は絶対搬送しない。時間外の軽傷患者が殆どで、中等症患者は僅かなので、広い外来や多数の診察室はいらない。・・無駄な設備になる! - 手術患者数は松本医療圏では最小である。高度手術は不可能な上、麻酔科医師は高齢で1人なので、手術件数を2倍にすることはまず不可能である!
- 経営強化プランは実現不可能として、現場の医師と猛反対した中村前病院長は、自身が定年後、市立病院に再就職することになって沈黙に転じた。
- 将来に備えて大きくしておくは無駄である!
外科医も麻酔医も増えないので近い将来、中・小病院では外科手術やお産は不可能になる。病院の特化と統廃合は確実に進むであろう。・・過剰投資は全く無駄になる!
5.松本市は重要案件を判断できない
経営者は政治・経済の動向や変化を知らなければならない。新規事業では、財源や専門性を検討し不具合や誤りの事前チェックが欠かせない。病院建設や運営も同様である。専門知識を持つ人材がKPI(重要業績評価指標)の設定や、運用リスクの洗い出しと対策をしない限りプロジェクトは失敗する。
松本市にとって病院建設という未知のプロジェクトに専門知識を活用しないで、素人同然の市職員と市議会議員だけで決定することに無理がある。
「市民の会」は7年間にわたり、市立病院の提案を議論した議事録や新聞発表、関係者と市民の意見を詳細に検討してきた。7年間の経過を一言でいえば、病院側の虚偽の主張を市議会議員が論破できないので、病院(市)の思惑通りに計画が進んでいる。
菅谷前市長の時も全く同じ経緯であったが、最後に市が無謀な計画であることに気づき凍結している。今回も「巨額な病院」を建て大赤字を垂れ流しても、市が税金で補填すれば構わないという認識は、市民の誰が考えてもおかしい。
市議会が市立病院の規則違反や嘘の経営予想や建設場所の安全性を追及しないで、“職員が頑張ればできる”という市立病院幹部の精神論を信じ、多数決で決めるのであれば悲惨な結果になる。松本市の将来を左右する大問題に行司役がいないのも不思議である。
6.新聞社は真実伝える役割を果たしていない
市立病院建設問題は2016年から8年以上経過するが、病院による隠蔽、偽計、背信行為が長年にわたりまかり通ってきた。その原因の一つは、地元新聞社が市にとって都合の悪いことを一切報道してこなかったことである。医療・福祉がたち行かなくなっている今、「潰れる病院」を建てる計画を見て見ぬ振りをしていることは許されないことである。報道の原点に戻って欲しい。
7.終わりに
経営難で病院が破綻する時代、見栄で潰れる病院を作る人間はいらない。松本市が膨大な税金を出して潰れる病院を支えることはおかしな話です。
万一、大赤字垂れ流しの「巨額病院」ができれば、市長が変わっても市は病院を潰さないため多額の税金を投入し続ける。これが役所の「さが」あることを知っておく必要がある。今、松本市にそんな余裕はない。
市長はじめ市幹部と市議会議員に告ぐ。病院建設の核心は、①なぜ波田に急性期を主とした「巨額な病院」が必要か、②なぜ大病院が潰れる時代に経営改革をしないか、③なぜ市立病院を甘やかして医業外収益(税金)を3億円から7億円まで増したか、④なぜ病院を安全な場所に建てないか、⑤市立病院は嘘や規則破りの「うみ」を出さない限り生き残れない。⑥管理者は「地域医療と市立病院のあり方」が分からない。やるべき経営改革はしない。⑦病院を潰す計画作りには一所懸命。病院のイメージキャラクターを作る?
無能な働き者はいりません。管理者には一日も早くやめていただきましょう。
市民が黙っていることが市政を悪くしています。
市民は、あくまで主人公は自分達であることを忘れてはならない。

写真は水戸光圀が京都の龍安寺に寄進した“知足のつくばい”(口の左右上下に文字をはめこみ「吾れ唯だ足を知ると読む」。)お釈迦様が説く、「知足(ちそく)のものは貧しといえども富めり」、「不知のものは富めりといえども貧し」という教えに基づいています。人の欲望に限りはありません。身の丈に合わせることも大切です。
日本は若年人口が減り高齢人口が増える。やがて100年後は総人口が5,500万人台の中規模国家になることは間違いない。経済も縮小するので資源のない国がどうやって国民を養ってゆくか、その答えは誰にも分からない。
その日本は面倒なことを全て先送りしてきた、国家も国民も、臭いものには蓋、長いものには巻かれる、「家の中の象(皆が見て見ぬ振りをする)」が当たり前になってしまった。人は、間違いは間違いと言うべきです。
国は増えすぎた病院と診療所を減らすため、診療報酬を下げ、病院と診療所が行き詰まり自然淘汰される政策をとっていることを自覚しなければならない。
医療界全体が激動している現状と無縁でない。民間は数億円の赤字で破綻している。現在の杜撰な「巨額病院建設計画」は100%潰れる病院に分類されます。
市民は杜撰な計画に怒って、中止の声を上げるべきです。
8.市民からの一言
- 会社社長:会社経営で大事なのは事業計画です。財源や専門知識が欠かせない。業績が見込めない事業はやらない。松本市は、市立病院が経営改革をしないのに、医療の専門家を外して「潰れる病院」を建てるのは目を疑います。
- 看護師:慢性的な看護師不足で職員に負担がかかっている。また、患者の要求も多彩でトラブルも少なくない。給与が大幅に上らないので、職員の生活は大変です。「おんぶにだっこ」の市立病院は、恐らく健全経営はできないでしょう。
- 勤務医:日本は長年の低医療政策で、外国に比べ安い費用で医療を提供してきたが、もう限界です。国は増えすぎた病院と診療所を減らす方針です。医療と福祉が崩壊すれば、つけは全国民に回るでしょう。市立病院は波田地域の高齢者を中心とした「包括機能」病院でよい。それ以外はできないのだから。
- 高齢者:95歳の老市民です。壮年から現在まで何度かお世話になり大事な「ホスピタル」でした。病院の建て直しに関心を寄せています。それが市政の重要事項として、丁寧に取り上げられていないことを深く憂慮しています。
- 市立病院患者:看護師さんは親切だが、殆ど病室に来ない医者もいる。老人が多い病院だから、患者の訴えをよく聞き寄り添う病院になって欲しい。
- 会社員:市議会議員が30人もいるのに、杜撰な建設計画が病院の思い通りに進むのはなぜ? 議員自ら資料を集め、多くの関係者の話を聞かないのですか?
市民でも分かるでたらめが、なぜ議員は分からないのですか。 - 波田地区住民:市長は波田駅前に病院を建てることに固執しているが、波田の歴史、「波田せぎ」、危険な場所であることを知らない。安全な場所に病院を建てるのは常識、市民の生命と財産を守れないのなら、市長失格である。
- 松本市民:市民タイムスに掲載された市立病院の完成図を見て驚いた。松本は信大病院はじめ多くの病院と診療所があるのに、赤字が常態化した病院なら、その対策が先、市や新聞が市民に詳しい経過を知らせないのは大問題だ!
- 病院医師:国が医療にお金を出さないので、大学病院も診療、教育、研究に支障が出ていると聞く。国立大学病院長会議は近い将来、高度救急医療も専門医療も先進医療もできなくなると発表した。大学病院は大変なことになるだろう。
- 元市立病院医師:現在の病院は危険地帯にあるので、松本市が地震対策工事をした。平成7年、病院が移転新築する場合は、安全な保健福祉センター周辺に波田町と市立病院が合意した経緯がある。何も知らない管理者は市長を利用して自分の思う病院を建てようといるが、市立病院の先輩医師として、病院の安全を考え強い憤りを感じる。なぜ病院職員は管理者に従って黙っているのか?
- 会社員:市民のことを考えているなら、一旦白紙に戻すべきです。市民の声を聞き、市のあり方を知るべきです。市長や職員は真剣に医療を勉強すべきです。お金もないのに子供が減っているのに、松本市の将来を考えると心配です。
- 松本市民:誰が悪いかって!病院管理者、市長と沈黙する職員、チェックしない市議会議員、真実を報道しない新聞社、無関心の市民が悪い!市長が建設を強行して松本市の財政に大穴が空いても後の祭りだ!