新市立病院のあり方を考える市民の会

市立病院の考え方は根本から間違っている

4年間の臥雲市政で、

  1. 東京都健康長寿医療センター、信大附属病院、相澤東病院、松本医師会、県、市他からなる病院建設有識者会議は、国の方針に沿った現実的な「提言」をした。
  2. 経営改革のために採用された病院事業管理者が「提言」に猛反発し市幹部も同調を余儀無くされた。
  3. 市と病院は新たに「見直し骨子案」を策定したが、肝心の経営・機構改革を全て先送りした。
  4. 市立病院はコロナ禍で経営指標が定まらないのに、「病院建設基本設計」を強引に策定した。
  5. 市長は市議会の承認がない段階で、全て決まったかのように市民にフェイクニュースを流した
  6. 国の方針とは異なる、急性期主体の病院は認可されるだろうか?
  7. 市立病院が策定した「経営強化プラン」は支出削減でなく収入増計画であるので失敗する。
  8. 病院長は3月で退任、病院は総務課長、建設課長、企画課長を一新した。10年後には誰もいなくなる。誰一人失敗の責任を取らない。こんな無責任が許されるだろうか。
  9. 世の中の流れに逆らう無謀な税金頼りの大赤字病院建設計画は破綻するであろう
  10. 市立病院問題で市政を混乱させたのは事業管理者、路線の変更に同意した副市長と全てを容認する市長である。

二度の失敗から病院幹部に自浄能力、経営能力、時代を見通す想像力、実行力がないことが明らかになった。”過去に学ばず、現在の課題に挑戦しない者は必ず失敗する”は歴史が教えるところである。また、国、県、市議会、医療関係者、市民は病院の診療実績と経営状態を知ることになった。市立病院建設は、有識者会議の「提言」を無視したことにより視界不良に陥っている。このままでは、国や県の松本市を見る目は変わり、見放されるであろう。実に情けないことである。